格安SIM 超入門①
「格安SIM? 格安スマホ?名前だけは聞いたことあるけど、それって何?」
「格安SIMにしたら携帯料金、どれくらい安くなるの?」
このページではそんな皆様の疑問についてご説明していきます。
目次
1.そもそもSIMカードとは何?
2.格安SIMの「格安」の意味は?
3.格安SIMが安い理由は?
4.今使っているスマホはそのまま使える
1.そもそもSIMカードとは何?
格安SIMの前に「SIMカード」とは?という事からご説明します。SIMカードとはスマホの中に入っているICカードの事です。
SIMカードは契約した携帯電話会社から発行され、自分が使っている携帯電話の電話番号、プラン、料金といった契約者情報が記録されています。
SIMカードがあることによって、私達はスマホで電話をかけたり、データ通信を使ってインターネットを使えます。
難しいと思った方は、通勤の時に使っている、SuicaやPASMOなどの定期券をイメージしてみて下さい。
予め、利用者・乗車区間・使用期限などの情報がSuicaに記録されている為、私達は定期券を使って電車に乗る事が出来ます。
この様にSIMカードの原理はICカード定期券と同じです。
また、電話番号はそのままで格安SIMにのりかえる事が出来ます。
2.格安SIMの「格安」ってどういう意味?
ここで改めて「格安」の意味を辞書で調べてみると、
・料金が標準に比べて非常に安いこと
・品質の割に料金が安いこと
と書いてあります。つまり、格安SIMとは、品質の割に毎月の携帯料金が安く設定されているSIMカード(携帯電話会社)ということを意味します。
SIMカード本体の価格自体が格安と思っている方もいますが、SIMカード自体は、格安SIM会社と契約する時の事務手数料の中に含まれています。
ですのでSIMカードの本体代金を支払う必要はありません。
3.格安SIMが安い理由は?
大手携帯電話会社は携帯電話の回線を国内に張り巡らせる為、全国に携帯電話基地局を立てたり、通信設備に投資しています。その為のコストが携帯電話の料金に含まれています。
一方、格安SIMを扱っている携帯電話会社は大手携帯電話会社から回線を借りている為、自社で通信設備に資金を投資する必要がありません。
さらに、ドコモショップ、auショップ、Softbankショップの様に、全国に店舗展開しているわけではない為、その分のコストも抑えられます。
結果、安い携帯料金で消費者に携帯電話サービスを提供することが可能になっています。
どれくらい、携帯料金を安くできるか?
格安SIM会社、利用できるデータ通信容量(GB)にもよりますが、大手携帯電話で毎月1万円近く払っている方でも格安SIMにのりかえれば毎月1,500円から3,000円程度まで携帯料金を抑えることが出来ます。
ただし、注意点もある
・回線は大手携帯電話会社のもの
・全国に店舗展開していない<
と書きましたが、これは同時に
・携帯電話を使う時間帯や場所によっては、通信速度が不安定になる
・スマホの故障などのトラブルがあった場合でも、店舗での対応が難しい
ということを意味します。
この「通信速度が不安定になる」という事に関して、格安SIM会社のLINEモバイルの利用規約から引用しておきます。
「本サービスは、ベストエフォート型サービスのため、通信速度を保証するものではありません。
お客様の端末環境を含む通信設備やネットワークの混雑状況により、規格上の最高速度に対して実行速度が
著しく低下することがあります。」
4.今、使っているスマホはそのまま使える
格安SIMを検討されている方で、「格安SIMにのりかえたら電話帳やLINEのデータは引き継ぎ出来るの?」と思う方もいると思います。
答えは、できます。
今使っているスマホはそのままなので、電話帳・LINEもそのままでスマホの中に入っているSIMカードを変えるだけで、格安SIMにのりかえることが出来ます。
ただ、そのためには事前にやっておかなければならない事があります。
今回は「格安SIM」そのものについてご説明しました。
「実際に格安SIMにのりかえるにはどうすればよいか?」
「今使っているスマホはそのままで格安SIMにのりかえるにはどうすればいいか?」
この事については、次回の記事でご説明します。